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2003/11/17
Vol.49  US VISIT Q&A

Q. 出入国管理システムではどのような情報が集められますか。
A. 審査官はパスポートの機械読取部分(MRZ)に含まれている情報を採取します。名前、生年月日、国籍、性別、パスポート番号、ビザタイプ、ビザナンバー、発給国の他、フライトナンバーなどのようなキャリアー情報も集められます。
Q.どの出身国の場合、写真や指紋採取の対象となりますか?
A. 当初は出身国にかかわらずビザを所持する外国人から採取します。将来対象は拡張する可能性があります。ほとんどのカナダ人はアメリカとカナダの合意により、US VISITの対象となりません。
Q. 新しいシステムにより、入国審査に遅れが生じませんか?
A. そのようには考えていません。殆どの入国審査のプロセスは現在のものと変わらず、2つの手続きが検査過程に加えられるだけです。しかもそのプロセスは簡単で速みやかなものです。強化された手続きの一部として、パスポート・コントロールブースで写真撮影、インクを使わない指紋採取が行われます。その情報はデータ・ベースと照合され、身元の確認、入国審査に活用されます。指絞採取、写真撮影、データの照合に必要な時間はわずか数秒です。最新の情報を使用することにより、合法的に米国に入国しようとする方々の入国審査を迅速に行うことが可能となります。米政府は正当な貿易、旅行を促進するとともに、セキュリティ・システムを改善することを目標としています。今後も出入国管理システムは改善、強化されるでしょう。
Q. 渡航者は出入国管理カード(I-94)の記入が義務ずけられているので、米国政府はすでにそれらの情報は集めているのではないですか?
はい、法律により航空会社および船舶会社は、これらの情報を提出する事を義務ずけられています。新しい規則では、外国人がアメリカに到着する前にこれらの情報を電子的に提出しなければなりません。
Q. 集めたデータはどの様に使用されますか?
A.事前乗客情報システム(APIS)は、出入国管理システム(ADIS)に到着、出発、目的を照合するためにデータを送ります。ADISは、すべての情報を学生および交換研修生情報システム(SEVIS)に送ります。学校側には学生が入国し、30日以内に登校することが通知されます。事実上、出入国管理記録は航空、船舶会社が提出する搭乗者リストをもとに作成されます。2002年10月1日以降、航空、船舶会社がそれらの情報を電子的に提出しない限り、ビザウエイバーは適用されません。
Q. 入国審査官はどの様にしてさらに詳しい審査が必要と判断するのですか?
A.渡航者のデータが国家安全に関わる事を示した場合や、、その他の法に触れるようなこと、または書類が不適切である場合などは、さらに詳しい審査を要求されます。
Q. どのようにしてオーバーステイの記録をチェックし、識別するのでしょうか?
A.US-VISITによって渡航者は出入国管理システムADISと照合され、オーバーステイの記録など入国に不的確な要素は直ちに識別されます。
Q. オーバーステイした場合、どのようになりますか。
A. オーバーステイにより移民法違反を犯した場合の処置は、個々の状況に応じて国外退去、その後の入国制限など様々です。
Q. 米国を出発する際の手続きはどうなりますか?
A.ビザを所持している外国人は空港や港にあるセルフ・サービス形式のチェックアウトブースに行きます。指紋採取、書類のスキャンのプロセスにおいてアシストが必要な場合はUS VISITの係官が補助します。このような出国時のプロセスは2004年から実施されます。
Q.「チェックアウト」を行った後はどうなりますか? もしオーバーステイをした場合はその場で分かるのでしょうか?
A.出入国の記録は、出入国管理システム(ADIS)上に保管されます。この情報はビザの有効期限の情報と照合されます。出国手続きを完全に終わらせることは、次回アメリカへ再入国するために重要な事です。ADISデータは絶えず更新されており、もしオーバーステイしている場合はUS VISITによって、そのように記録されます。
弁護士 デビッド・シンデル
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