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2011/05/03
Vol.221  PERMニュース

2010年9月30日現在のPERM(通常雇用ベースの永住権申請の際に必要な第一ステップで労働局に対して行うオンライン申請)審査期間に関する労働局による発表によると、現在労働局はアナリストレビューとして現在 2010年7月にオンライン提出されたPERM申請書類を現在審査しているということです。またそのアナリストレビュー審査を通し、その後監査対象となったケースについては、2008年8月にオンラインPERM提出されたものが現在審査中だということです。なおPERM申請が却下された後の異議申し立て申請(アピール申請)については現在2008年3月にオンラインPERM提出されたものが、また労働局によるエラーと判断されたケースに関しましては待ち時間なく審査が進んでいます。
PERMという新制度がスタートして数年が経過しますが、元来、PERM申請が始まったきっかけは、申請をオンライン化することで、それまでの労働局による審査期間を削減することでした。当初労働局は短期間で審査結果を下すことを公表していましたが、現在ではその公表も忘れ去られたのか、殆どのケースが以前にも増して監査対象(日本語の必要性を申請ポジションの条件とする場合など、申請後監査として証拠書類の提出が求められる)となり、労働局の現発表を基にすれば、今ではそれら監査対象のケースはPERM申請から結果が出るまでに2年以上の時間が必要ということになります。これら状況を踏まえ、労働局には今後の審査時間の短縮を切に願うばかりです。
弁護士 デビッド・シンデル
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