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2007/11/19
Vol.145  「ノー・マッチ・レター」 その2 - 通告を受けてから30日以内に確認 -

SSAからのノー・マッチ・レター
雇用者が控えていたソーシャルセキュリティー番号と従業員の名前が一致しないときに発行されます。今後は、その矛盾が事務的なミスかどうか見極め、誤りがあればSSAに誤りを報告し、正しい名前とソーシャルセキュリティー番号がSSAの記録を同じであるか確認することまでが、雇用者の義務となります。この規則では、雇用者が確認を行った際の手順、日付、時間の記録を保存しておくことを勧めています。雇用者は、従業員のI-9の更新や、オリジナルのI-9の保管と重ねて新しいI-9を作成することが認められていますが、I-9の確認のため該当する従業員に対してパスポートやソーシャルセキュリティーカードの提示など、具体的な確認を求めることは差別的な見地からも行うことは出来ません。

SSAからノー・マッチ・レターを受け取り、従業員記録に誤りが見つからなかった場合、雇用者はすぐに、従業員記録上の名前とソーシャルセキュリティー番号に誤りがないか、従業員に確認を取る必要があります。誤りがあった場合、雇用者は誤りを訂正し、SSAに訂正を報告して、訂正した情報がSSAの記録と合うかどうか確認し、情報訂正の記録を作らなければなりません。

もし従業員が雇用者の記録に間違いがないとした場合、雇用者はすぐにノー・マッチ・レターのレシートの日付を従業員に伝え、その日付から90日以内にSSAとの矛盾を解消するよう伝えなければなりません。雇用者には、従業員にその手続きの方法について助言する法的な義務はありません。

DHSからの矛盾通告
この通告を受け取った場合、雇用者は通告に記されている指示に従って現地のDHS事務所に連絡を取り、ビザステータスや労働許可証に関するDHSからの質問に対して説明する必要があります。その通告の中で、雇用者が30日以内に回答することが指示されていることもあるため、注意が必要です。
弁護士 デビッド・シンデル
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