アメリカ求人サイト「プロックスJ」を活用して、アメリカ就職・転職の勝ち組になろう!

アメリカ求人アイコン ビザアドバイス

2007/08/20
Vol.139  永住権申請に関する最近の動向

前回この話題に触れましたが、その後また大きな動きがありました。皆さんの中にも雇用を基にした永住権の申請を既に開始したにもかかわらず、その年間発給数以上の申請が殺到していることで永住権取得のための最終段階に進むまで長年の順番待ちに陥っている方もいるかも知れません。つい数ヶ月前までは、永住権申請のEB3という申請カテゴリーにおいては2002年8月以前に永住権申請を開始している人でなければ、永住権申請の最終段階まで進めない状況でした。しかしここ最近、それが数年、数ヶ月単位で短縮され、6月半ばに発表されたVisa Bulletin(7月-Vol.107)では、一切の順番待ちがなくなりました。その後、2007年7月2日の発表 (改訂Visa Bulletin(7月-Vol.108))で、一旦は、2007年9月30日までは全ての申請カテゴリーにおける一切の申請を受け付けない状況となりましたが、2007年7月17日、移民局は2007年8月17日までの一ヶ月間、再度、全ての申請カテゴリーにおける申請を一時的に受け付けると発表いたしました。これで一旦は白紙に戻った状況が再び改められ、慌ただしい状況が復活したことになります。更に政府は8月17日まではAOS申請に関わる申請費用は値上がりとなる前の従来の費用を基に申請を受け付けるとも発表しました(2007年7月30日より移民局申請費用が上がりました)。ここ最近の動向は目まぐるしく、予期せぬ事態が起こっています。これまでの移民局の発表の経緯から考えると、更なる今後の動向には引き続き注意が必要でしょうが、申請を考えている方は8月17日より後の状況が不透明なため、早めの対応が必要です。
弁護士 デビッド・シンデル
http://www.swlgpc.com/