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2006/05/14
Vol.107  2007年度のH-1Bの年間枠の状況

先週、移民局より現在の新規H-1Bの申請受付状況が発表されました。4月28日時点、通常枠は上限数65,000(実質は58,200)件に対し16,737件が移民局にて受け付けられました。またアメリカ国内で修士号以上を取得した者に適用される20,000件の特別追加枠に関しては同じく4月28日現在、2,884件が既に移民局によって受け付けられました。もう皆さんご存知のように2006年度枠に関しては上記2つの枠共に上限枠に到達していますので、今回の2007年度枠を通しての就労は早くて2006年10月1日からとなります。ただしこの年間発給枠は新規のH-1B申請者に対して適用されるもので下記の項目に該当すれば移民局は引き続きH-1B申請を受け付けます。

* 現在H-1B保持者として同じ雇用主で、その延長申請を行う場合
* 現在H-1B保持者として同じ雇用主で、雇用条件変更の申請を行う場合
* 現在H-1B保持者としてH-1Bを保持したまま別の会社への転職申請を行う場合
* 現在H-1B保持者として現在の職務と平行して他の職場での就労申請を行う場合

更に新規のH-1B申請について、高等教育機関またはそれと関連する非営利団体に雇用される場合、または非営利研究団体あるいは政府の研究機関に雇用される場合は、このH-1B年間枠の適用を受けません。

以上、今回の発表を受けて、ここまでの移民局によるH-1B申請受付状況は当初の予想よりも多少遅いペースで進んでいるように感じます。ただしこのスピードは今後早くなる可能性もあります。2007年度枠にて申請をお考えの方は引き続き早めの準備をお勧めいたします。
弁護士 デビッド・シンデル
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