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2005/05/16
Vol.83  RIR及び通常の方法による労働局への申請中、同じポジション、同じ雇用主のもとでのPERM申請が可能かどうかについての解釈

永住権申請の通常第1段階である労働局申請においてRIRまたは通常申請を行なっている人が、同じ職務ポジション、同じ雇用主のもとでPERM申請を行なうことができるのでしょうか?

このことに関しては現在のところ労働局は明確な答えを出していません。考えられるいくつかの事実をここに紹介します。

1. 同じ職務ポジションにおいて通常またはRIR申請とPERM申請の二つを行うことを禁止している規則は存在しない。

2. PERM申請する際に以前のケースと“Identical”ではない形で申請すれば、古い申請日を維持しない形でPERM申請したと労働局に対して議論できるので、以前の申請に加えてPERM申請は明らかに可能である。

3. たとえ労働局がこの論理が間違いであるとしても、労働局がどのようにしてPERMによる申請ケースと従来の申請ケースが二つ申請中であることを見極めることができるのでしょうか。(ただしこの解釈は多少リスクを秘めています。)

以上のことなどからも実際には労働局がRIRなど以前のケースとPERMとの同時申請を禁止できないこととなり、この件に関しては少なくとも労働局による詳しいガイダンスがでるまでは、RIRや通常のLabor Cert申請とPERM申請の二つが、同じポジションまた同じ雇用主のもとでは申請できると私達は解釈しています。

古い申請日を維持することの利点はそれを維持しなくてもPERMにより審査スピードが速まっていることに比べればさほど重要な意味を持たないかもしれません。しかしビザのEB-3レトログレッションの問題や審査スピード が私達が期待しているほど速くならないかもしれない可能性を考えると古い申請日を維持することの重要性もやはり無視できないかもしれません。
弁護士 デビッド・シンデル
http://www.swlgpc.com/