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2005/04/17
Vol.81  移民局の最新情報

現在移民局では抱えている残務処理に取り組んでいます。昨年移民局の抱える全ての残務は380万件でした。しかしその数も現在では145万件にまで削減され、今後は毎月7万から10万件のペースで残務を処理することになっています。

最終的な移民局の目標は永住権発行にかかる時間を削減することです。もし永住権を紛失した場合、現在ではその再発行に1年近くかかる場合があります。近い将来、その永住権の再発行を48-72時間以内で行うこととしており、それは再発行に限らず新規に永住権を申請する際にも有効となるでしょう。

結婚ベースの永住権取得に関し、NY州では米国内でのAOS申請のための最終面接を申請受理から90日以内で行なうパイロットプログラムを実施しました。当プログラムは2005年1月にすでに終了しましたが、そのプログラムがいくつかの小規模な地方移民局オフィスで再開することになりました。しかしNYや東海岸を中心としたその他の多くのオフィスでは多くの残務を抱えており、それらのオフィスでは2006年9月まではそのプログラムを実施できない見通しとなっています。
永住権取得のための労働局申請書類の残務処理センターでの審査状況について
現在、通常、雇用をベースとした永住権申請の第1段階である労働局申請において、RIR及び通常での申請など申請中のケースを早く処理するために残務処理センターが開設され、処理が進んでおり、RIRと通常ケースは別々の審査ラインで審査されています。実 際、申請中のケースがどこにあるのか気になっている人も多くいると思いますが、現在では残務処理センターに問い合わせ、申請中のケースがきちんとその処理 センターに届いているか確認することができます。ただ実際は多くのケースが残務処理センターのボックス内に未開封のまま箱詰め状態になっていますので、即答は期待できないのが現状でしょう。確認方法は次の通りです。

―Philadelphia Backlog Center:status@phi.dflc.us
―Dallas Backlog Center:status@dal.dflc.us

当初の発表では残務処理センターでの審査処理は2年で終了することになっていました。しかし最近それが30ヶ月に延期されたと発表がありました。その発表を受け、今後更にその期間が延びることが予想されます。
弁護士 デビッド・シンデル
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